初恋の人を忘れられない。
という人は多い。
初恋は、なぜ特別なのか?
それは、純粋で無垢でピュアな頃の自分が
好きだった人だから。
ただ、単純に無意識に自然と好きだと
思って、
ただただ毎日見ていた人だからかもしれない。
初恋は、はじめての感情の思いを経験する。
だから、異性に対してどう接したら良いのかわからず。
好きなことも言えず、ただ終わった恋。
大人になった今なら、すぐに告白できるのに。
ただ一言好きとも言えず。
例えお互いに好意があったとしても、
その気持ちを相手に伝えなきゃ実ることはない。
態度や表情でなんとなく好意を持たれているかもなんて
考えても、好きだと一言言ってもらえなきゃ自信がなくなるもの。
実らなかった恋ほど忘れられないという
付き合っていないからこそ、思い出はだんだんと美化されていく。
はじめての純粋な思い。
スペックなど見ることもなく、
ただ純粋に好きだという気持ち。
恋をして、顔が赤くなったり、
今日は目が合って幸せだったなぁ。
声をかけてくれて、ドキドキした。
見るだけでただ幸せ。
一緒の班になれて毎日が楽しいなぁ。
そんな毎日がずっと続けばいいのになと考えていた。
でも、卒業という日はやってくる。
中学の卒業式、告白したいけど、
でもできない。
こんな時、積極的な人ならすぐに好きだとアピールできるのに。
ただ、言えずに終わった恋は後々後悔しか残らない。
中学の卒業式では、
好きな人の学ランの第二ボタンを貰うというものが流行っていた。
第二ボタンは、心臓の近くにあるところだから
貰えたら嬉しい。
本命であるということらしい。
でも、私は、第二ボタンはどうでも良かった。
好きな人の気持ちがこちらに傾いてくれなきゃ意味がないと思っていた。
第二ボタンだけ貰ってもなにも意味がない。
好きだよ、という言葉が本当は欲しかった。
相手に好きと伝えず、そのまま卒業すると、
時間が経てば相手には新しい恋人ができたり、
結婚したという情報を人ずてに聞いてしまったり。
そんな時、未練はないけどなんだかモヤっとする。
あの時、思いを伝えていれば、今の未来は違っていたかもしれないのに。
隣にいるのが自分だったかもしれないのに。
そんな風に感じる。
初恋の人に会いたいとまでは思わなくても、
ただ、忘れることはできない。
それは、純粋できれいな思いだったから。
相手が幸せいてくれたらそれでいい。
そんな風に思える無償の愛。
時間が経ち、他の人を好きになっても、
それでも初恋の人はやっぱり特別だ。
思いを伝えたほうが絶対いい。
告白すれば、付き合える可能性があるから。
後悔しないように生きていこう。