ふと眠れない夜は、過去のことを思い出してしまう瞬間があったりしますね。
なぜ、今思い出したのだろうと思うほど、
急に過去のある一時期のことをまるで、今日のことのように鮮明に
思い出す瞬間もあったりします。
楽しかったことを思い出して泣くことは、決して珍しいことではありません。
むしろ、ある意味では自然なことと言えるかもしれません。
涙には、悲しみや怒りなどのネガティブな感情だけでなく、
喜びや感動などのポジティブな感情によっても引き起こされることがあります。
楽しかったことを思い出して泣く場合、その涙は、
その楽しかった思い出に対する喜びや感動、
そしてその思い出がもう二度と戻ってこないことへの
寂しさや切なさなどが混ざり合って生じるものと考えられます。
例えば、幼い頃に家族や友人と過ごした楽しい思い出を思い出して、
その幸せな時間に浸っているうちに、つい涙がこぼれてしまうことがあります。
今は、もう会えない、会うことのできない
大切だった人との思い出を思い出して、
もう二度と戻らない時間を切なく感じることもありますね。
失ってからはじめてわかる大切さ。
もう会うことのできないあの人に、もっと優しい言葉をかければよかった・・・
いつまでもいられると思っていたけれど、
もう二度と会えない。
また会えるはずと思っていた人とも、もう二度と会う機会はない・・・
もう二度とないんだ・・・
そう思う時、ふとすごく寂しくなる
また、大切な人との別れや、人生の節目を迎えたときに、
これまでの楽しい思い出を振り返って、涙が溢れてしまうこともありますね。
楽しかったことを思い出して泣いてしまったときは、
その涙を無理に抑え込もうとする必要はありません。
むしろ、その涙をそのまま受け入れて、その思い出を大切に思う時間を過ごすことが大切です。