同棲中の浮気による慰謝料請求は、法律婚ではないため、基本的に困難です。
1. 内縁関係の場合
婚姻届は提出していないものの、夫婦同然の生活を送っている
「内縁関係」と認められれば、不貞行為として慰謝料請求できる可能性があります。
内縁関係であると認められるためには、
総合的に判断する必要があります。
同居期間
家事分担
経済的な協力関係
家族や友人への夫婦としての紹介
子供の有無
共同名義の財産
これらの要素全てを満たす必要はなく、
いくつか当てはまれば内縁関係と認められる可能性があります。
2. 婚約破棄の場合
婚約していた場合、婚約破棄によって精神的な苦痛を受けたとして、
慰謝料請求できる可能性があります。
婚約破棄が認められるためには
婚約の意思表示があったこと
婚約指輪などの婚約の証があること
結婚に向けた具体的な準備が進んでいたこと
これらの要素全てを満たす必要はなく、
いくつか当てはまれば婚約破棄と認められる可能性があります。
弁護士への相談
同棲中の浮気による慰謝料請求は、法律上の解釈が複雑なため、
弁護士に相談することを強くお勧めします。
弁護士は、個々の状況を詳しく聞き取り、最適なアドバイスを提供することができます。
慰謝料請求は、証拠が非常に重要です。
浮気の証拠となるメールやLINEのやり取り、
写真、動画、録音などがあれば、できる限り保存しておきましょう。
慰謝料請求は、時間と労力がかかります。精神的に負担が大きいため、
一人で抱え込まずに、周囲に相談したり、専門家のサポートを受けながら進めていきましょう。