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元市議込山伸一が考える不登校になる10の原因と対処法とは?

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込山伸一が不登校や引きこもり支援を行う中で感じた、子どもが学校に行かなくなる主な理由10個とその対処法をまとめました。原因を理解し、適切な対応を考えることで、子どもたちの未来を支える手助けになります。一緒に子どもと向き合っていきましょう。

不登校や引きこもりは今大きな問題となっています。

文部科学省の調査によると、2023年度の小中学生の不登校者数は過去最多の34万6,482人に達しました。内訳は、小学生が13万370人、中学生が21万6,112人で、いずれも前年度から増加しています。

また、高校生の不登校者数も増加傾向にあり、2023年度は6万8,770人と報告されています。

これらのデータは、不登校やひきこもりの問題が年々深刻化している現状を示しています。社会全体での理解と支援がますます重要となっています。

はじめまして。込山伸一と申します。私は長年にわたり、不登校や引きこもりの子どもたち、そしてそのご家族の支援に取り組んでいます。

私自身、地方議員として地域の課題に向き合ってきた経験があり、現場で感じた教育の問題、不登校やひきこもりの深刻化に強い危機感を持ちました。そこで、行政の枠を超え、より実践的な支援を提供するために「想像こども塾」を立ち上げました。

現在、日本の不登校の児童・生徒は過去最多となり、全国で34万人以上(2023年度)、山梨県でも1,600人以上の子どもたちが学校に行けない状況にあります。

彼らが置かれている環境や心理的な負担を考えると、単に「学校に行かせること」が解決策ではないことは明白です。私は、不登校という現象を「社会からの離脱」としてではなく、「新しい学び方を見つける機会」と捉え、一人ひとりの子どもが自分らしく成長できる環境を提供することを目指しています。

私たちの塾では、ただ学習の遅れを取り戻すだけでなく、子どもが安心して過ごせる「居場所」を提供することを大切にしています。家庭や学校では見つけられなかった解決の糸口を、第三者の立場から共に考え、支援することが私の使命です。マンツーマンの学習指導、親御さん向けのカウンセリング、社会復帰に向けたステップアップ支援など、多角的なアプローチで子どもたちの未来を支えています。

また、ひきこもりの方への支援も行っており、高校生以下の子どもはもちろん、成人後の方も含めて、学業復帰・社会復帰までをサポートしています。ひきこもりは本人だけの問題ではなく、家族全体の課題として捉え、家族と一緒に解決していくことが大切です。

そのため、親御さん向けの相談会や、コミュニケーション支援プログラムも提供しています。私が大切にしているのは、「どんな子どもにも未来がある」という信念です。学校という枠組みにとらわれず、子ども一人ひとりの個性や可能性を伸ばすことができる社会を作ることが私の目標です。

もしお子さまの不登校やひきこもりでお悩みの方がいれば、どうか一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。一緒に、お子さまにとって最善の道を探していきましょう。

今回はそんな活動の中から私が感じた不登校になってしまう原因と対処法についてお伝えしていきます。




不登校になった子ども、自分(親)を責めてはいけない

不登校になった子どもを決して責めてはいけません。そして、同時に親であるあなた自身のことも責める必要はありません。不登校は決して親のせいでも、子どものせいでもなく、社会全体の構造や環境が影響していることが多いのです。

子どもは好きで学校に行かないわけではありません。

「学校に行きたいけど行けない」「どうしても体が動かない」「行くのが怖い」という気持ちの中で、精一杯もがいているのです。そんな状態で「どうして行かないの?」「みんなは行っているのに」と責められると、子どもはますます自己否定の気持ちを強め、心を閉ざしてしまいます。親の何気ない言葉が、子どもにとっては「自分はダメなんだ」と思わせてしまうこともあるのです。

そして、親御さん自身も「育て方が悪かったのでは?」「もっと厳しくすべきだった?」「放っておいたからこうなった?」と自分を責めてしまうことがあるかもしれません。しかし、それは違います。不登校の理由は一つではなく、子ども自身の性格や学校の環境、家庭の状況、社会全体の教育のあり方など、多くの要因が絡み合っています。親の努力や愛情が足りなかったわけでは決してないのです。

大切なのは、「責める」のではなく「受け止める」ことです。子どもが学校に行けない今、親にできることは「お前はダメな子じゃないよ」「そのままでも大丈夫だよ」と伝えること。そして「一緒に考えていこう」「無理しなくていいよ」と安心させてあげることです。学校に行かないことは決して終わりではなく、子どもが自分らしい道を見つけるための過程にすぎません。

また、親御さん自身も「子どもが不登校であること」を過度に気にしすぎる必要はありません。親の不安や焦りは、自然と子どもにも伝わります。「早く学校に戻さなければ」「このままではダメになる」と思い込むのではなく、「この子にはこの子のペースがある」「今は休むことが必要な時期なんだ」と受け入れることが、結果として子どもの回復につながるのです。

そして、親御さん自身の心のケアも大切です。不登校の子どもを支える親御さんの気持ちは、時に大きな負担となります。「誰にも相談できない」「周囲の目が気になる」「どうしたらいいかわからない」と感じることもあるでしょう。そんなときは、支援機関やカウンセリング、同じ経験を持つ親御さん同士のコミュニティなどを活用し、一人で抱え込まないことが大切です。

子どもを責めないこと、そして自分自身も責めないこと。親が安心していると、子どもも安心できます。焦らず、子どものペースを尊重しながら、共に歩んでいくことが何よりの支えになります。不登校は決して「終わり」ではなく、新しい道を見つけるための第一歩です。

不登校になってしまう10の原因と対策

子どもが不登校になってしまう理由は一つではなく、さまざまな要因が絡み合っています。学校生活の中での人間関係の悩みや学業のプレッシャー、家庭環境の変化、精神的なストレスなど、個々の状況によって背景は異なります。

また、不登校は「怠け」や「わがまま」ではなく、子どもが自分なりに環境に適応しようとした結果として現れることがほとんどです。そのため、解決策も画一的なものではなく、それぞれの子どもの気持ちや状況に合わせた柔軟な対応が必要です。

ここでは、不登校になりやすい代表的な10の原因と、その具体的な対策について詳しく解説します。子どもが抱えている悩みを理解し、一緒に解決の糸口を探ることで、学校に戻ることだけがゴールではなく、子ども自身が自分の未来に前向きになれる環境を整えることが大切です。大切なのは、焦らず、一歩ずつお子さんの気持ちに寄り添いながら、最善の道を共に考えることです。

不登校の原因1.
学業に対する過度なプレッシャー

学校では、成績やテスト、進学といったプレッシャーが常に子どもにかかっています。特に、完璧主義の子や努力家の子は、「もっと頑張らないと」「良い成績を取らないと」と自分を追い込みすぎてしまい、勉強が苦しくなることがあります。思うように成績が伸びないと「自分はダメな人間だ」と自己否定の感情が生まれ、それが学校に行けなくなる原因となるのです。

対策
子どもの学力だけでなく、努力や成長そのものを認めてあげることが大切です。「できなかったことが少しできるようになったね」「頑張ってるね」と声をかけることで、子どもの自己肯定感を高めることができます。また、子どもの学ぶペースを尊重し、詰め込み学習ではなく、楽しく学べる環境を整えることも効果的です。

不登校の原因2.
いじめや人間関係のトラブル

友人とのトラブルやいじめが原因で、不登校になるケースも多く見られます。特に、学校は集団生活の場であり、一度人間関係が崩れてしまうと「もう行きたくない」「また嫌なことを言われるのでは」と不安が募り、足が遠のいてしまいます。

対策
まずは、子どもの話をじっくり聞き、無理に「学校に行きなさい」と言わないことが大切です。子どもが安心して話せる環境を作り、「どうしたら安心できるか」を一緒に考えましょう。学校と連携し、環境の改善を求めることも重要です。また、学校外でのコミュニティ(フリースクールや習い事など)に参加することで、新しい友人関係を築く機会を提供することも有効です。

不登校の原因3.
教育内容の画一性による興味の欠如

現行の学校教育は、一律のカリキュラムに沿って進められるため、子どもが興味を持てない内容が続くと、学習意欲が低下することがあります。「なぜこれを学ぶのか分からない」「もっと違う学び方がしたい」と感じてしまい、学校に対するモチベーションを失ってしまうのです。

対策
学校の勉強がすべてではないことを伝え、子どもが興味を持てる分野を見つけることが重要です。プログラミング、アート、音楽、スポーツなど、子どもが興味を持てる活動を取り入れ、「学ぶこと=楽しい」と思える環境を作ることが大切です。また、フリースクールや通信制の学校など、柔軟な学び方ができる選択肢も検討するとよいでしょう。

不登校の原因4.
家庭内のストレスと親子関係の摩擦

家庭内での不和や親子関係の摩擦が、不登校の要因となることもあります。親の期待が重すぎる、厳しすぎるしつけ、または過干渉が子どもの精神的な負担となり、学校に行く気力を奪ってしまうこともあります。

対策
子どものありのままを受け入れ、「学校に行くこと=成功」ではないという認識を持つことが大切です。また、親自身もストレスを抱え込みすぎないよう、カウンセリングを受ける、同じ悩みを持つ親同士で話し合うなど、サポートを受けることも検討しましょう。

不登校の原因5.
精神的なストレスと心の不調

現代の子どもたちは、情報過多やプレッシャーにさらされることで、精神的な疲労が蓄積し、不安や抑うつ状態に陥ることがあります。気力が湧かず、学校に行くのがしんどいと感じるケースが増えています。

対策
無理に登校させるのではなく、まずは子どもが安心して休める環境を整えましょう。また、カウンセリングや心療内科の受診も一つの選択肢です。心のケアを優先し、回復するまで焦らず見守ることが重要です。

不登校の原因6.
発達障害や学習障害などの健康上の問題

発達障害(ADHD、ASD、LDなど)や学習障害を抱える子どもは、学校のカリキュラムや集団生活に馴染みにくいことがあります。周囲のペースについていけなかったり、特定の教科が極端に苦手だったりすることで、「自分はダメだ」「どうせやっても無駄だ」と感じ、学校に行く意欲を失ってしまうことも少なくありません。さらに、本人が特性に気づいていない場合や、周囲から適切なサポートが受けられていない場合は、強いストレスを感じてしまい、不登校につながることがあります。

対策
まず、子どもの行動や学習の困難さに気づいたら、専門機関(発達支援センター、児童相談所、小児精神科など)で相談することが大切です。診断を受けることで、子どもに適した学習方法やサポート体制を整えることができます。また、学校と連携し、配慮が必要な点を伝えることで、環境を整えることが可能です。さらに、フリースクールや個別指導の塾など、子どもに合った学習の場を探すことも有効な手段となります。親が子どもの特性を理解し、焦らずサポートしていくことが、子どもの自己肯定感を高め、少しずつ社会とつながるきっかけになります。

不登校の原因7.
社会的期待と自己実現のギャップ

現代の子どもたちは、親や先生、社会からの「こうあるべき」という期待に応えようとするあまり、自分の本当の気持ちを押し殺してしまうことがあります。「良い成績を取らなければならない」「友達と仲良くしなければいけない」「先生の言うことを聞かなければならない」など、子どもなりに大人の期待に応えようと頑張る中で、心が疲れてしまうこともあります。特に、真面目で完璧主義の子ほど、自分を追い込み、不登校になりやすい傾向があります。

対策
親が「こうでなければならない」という価値観を押しつけないことが大切です。子どもにはそれぞれのペースがあり、成功の形も人それぞれ異なります。「あなたはあなたのままでいい」「無理しなくても大丈夫」と伝え、安心できる環境を整えることが重要です。また、好きなことを見つけて伸ばすことで、子どもが自己実現できる道を探すサポートをすることも有効です。たとえ学校に行かなくても、自分の好きなことを突き詰めていくことで、将来的に仕事や生きがいにつながることもあります。

不登校の原因8.
携帯などデジタル機器への過度な依存

スマートフォンやタブレット、ゲーム、インターネットなど、デジタル機器の普及により、子どもたちの生活習慣が大きく変わりました。ゲームやSNS、YouTubeなどに没頭するあまり、現実の人間関係が希薄になったり、昼夜逆転の生活になったりすることで、不登校につながるケースも増えています。特に、オンライン上のコミュニティに居場所を見つけた子どもは、リアルな社会に戻ることが難しくなることもあります。

対策
デジタル機器の利用時間を適切に管理し、子どもと一緒にルールを決めることが重要です。「ゲームを完全に禁止する」のではなく、「一日◯時間まで」「寝る1時間前にはやめる」など、無理のない範囲で調整することが大切です。また、オフラインでの活動(スポーツ、習い事、キャンプなど)を増やすことで、バランスの取れた生活を送れるよう支援することも有効です。親が一方的にルールを押しつけるのではなく、子どもと話し合いながら決めることで、納得感のある形で改善を目指しましょう。

不登校の原因9.
学校と家庭、地域社会との連携不足

不登校の問題は、家庭だけの努力では解決しづらいことが多く、学校や地域社会との連携が不十分な場合、子どもが孤立しやすくなります。学校側が子どもの状況を理解していなかったり、家庭側が学校との関係を断ってしまったりすると、子どもはますます社会との接点を失い、学校に戻るハードルが高くなってしまいます。

対策
学校、家庭、地域、そして支援機関が一体となり、子どもをサポートする体制を整えることが必要です。学校側と定期的に連絡を取り合い、子どもの様子を共有することで、復帰のタイミングを見極めやすくなります。また、地域のフリースクールや学習支援センター、カウンセリング機関などを活用することで、子どもが学校以外でも安心して過ごせる居場所を作ることができます。親が一人で抱え込まず、周囲の力を借りることが大切です。

不登校の原因10.
教育制度そのものの硬直性

現在の学校教育は、画一的なカリキュラムや評価基準に依存しており、子どもたちの多様な個性や才能を伸ばす仕組みが十分に整っていません。特に、勉強が苦手な子や、集団生活に馴染めない子にとって、学校は「行かなければならない場所」ではなく「自分を苦しめる場所」になってしまうこともあります。

対策
学校だけが学びの場ではないことを理解し、多様な選択肢を検討することが大切です。通信制高校、オンラインスクール、フリースクール、ホームスクーリングなど、子どもに合った学びの場を見つけることで、無理なく成長できる環境を整えることができます。また、評価基準を点数だけでなく、子どもの努力や創造性を重視する形に変えることが求められます。親としても、学校の枠にとらわれず、子どもの未来を長期的な視点で考えることが重要です。

子どもの「今」を受け入れ、一緒に未来を考えることが大切

不登校は、子どもが「今の環境ではうまく生きられない」と感じた結果として起こるものです。学校に行かないことは、決して子どもが怠けているわけではなく、無理をして適応しようとして限界に達したサインかもしれません。親としては、「どうして行けないの?」「これからどうなるの?」と焦りや不安を抱いてしまうのも当然ですが、まずは子どもの「今の状態」を受け入れることが何よりも大切です。子ども自身も、学校に行けないことに対して罪悪感を感じていることが多く、親が「大丈夫だよ」と伝えるだけで心が軽くなることもあります。

学校に行くことだけが成長ではありません。子どもはそれぞれのペースで、自分なりの方法で未来を築いていく力を持っています。重要なのは、学校以外の選択肢を柔軟に考え、「どんな環境ならこの子は安心して学べるのか?」を一緒に考えていくことです。たとえば、通信制やフリースクール、オンライン学習、家庭学習など、多様な学びの形があることを知り、子どもに合った方法を模索することで、新しい道が開けるかもしれません。

また、親自身が「子どもが学校に行かない=問題」と思い込んでしまうと、知らず知らずのうちに子どもにプレッシャーを与えてしまうことがあります。「学校に行かなくても大丈夫」「あなたにはあなたの道があるよ」と伝え、安心できる環境を整えてあげることが、長期的に見ても子どもが自信を取り戻す大きな助けとなります。そして、親自身も一人で抱え込まず、専門家や支援団体に相談することで、少しずつ心の負担を減らしていくことが大切です。

不登校は、決して「終わり」ではなく、「新しい生き方を模索するチャンス」でもあります。焦らず、一緒に子どもの未来を考えていくことで、必ず前に進む道が見つかります。親子でゆっくりと歩んでいきましょう。

「困ったときはお互い様」

込山伸一さんとは?

込山伸一さんとは?どんな人?

生まれ育ったのは町営住宅で、決して裕福な家庭ではありませんでした。しかし、幼い頃から負けず嫌いで、努力を惜しまない性格でした。中学・高校時代には生徒会長を務め、多くの人と関わる中で、社会に貢献したいという想いを強く持つようになりました。

社会に出た私は、サラリーマンとしての道を歩みましたが、与えられた仕事をこなすだけでは満足できず、「自分の力で何かを成し遂げたい」と考え、29歳で起業。30歳で自ら設計したマイホームを建てることができ、順調な人生を歩んでいるように見えました。

しかし、人生は思い通りにはいきません。32歳で市議会議員に初当選、36歳ではトップ当選を果たしましたが、38歳で県議会議員選挙に挑戦し敗北。さらに43歳の時、元請会社の自己破産に巻き込まれ、5,800万円の負債を抱えることに。築き上げた自宅も競売にかけられ、財産を失いました。そして47歳で最愛の一人息子と離別。これまでにない深い喪失感を経験しました。

それでも私は諦めません。逆境に負けず、挑戦を続けることで道は開けると信じています。今では、経営コンサルティング、福祉事業支援、障がい者就労支援、建築、不動産活用、学習塾運営、選挙プランニング、イベント企画など、多岐にわたる事業を展開しています。特に、障がい者の社会参画を支援する就労移行支援事業や、不登校・ひきこもりの子どもたちを支援する学習塾、こども食堂の運営(noteにて詳細を書いております)など、社会貢献活動にも力を入れています。

私は「NO」と言わず、どんな依頼にも前向きに取り組むことを大切にしています。そうすることで、自分の可能性が広がり、多くの素晴らしい出会いが生まれました。これからも挑戦を続け、社会に貢献していきたいと思っています。私の経験や想いが、誰かの励みになれば幸いです。

この記事を最後まで読んでいただいたのもご縁です。是非何かビジネスをお考えでしたらお声掛けください。(LinkdInInstagramFacebookXPinterest

込山伸一(グッドエンジェル)

株式会社想像コミュニティ

代表取締役:込山 伸一 (公式ブログ:込山伸一の徒然日記)

〒400-0116

山梨県甲斐市玉川703-4

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