期間工と派遣の違い!正社員を目指すならどっち?

工場で働くには、正社員やアルバイト以外に期間工と派遣社員という選択肢があります。

期間工と派遣社員は同じ業務に就き、契約期間が限られているという共通点はあるものの、雇われ方に違いがあります。

応募する前にその大きな違いを押さえておけば、ミスマッチを防げます。

期間工の働き方

期間工を一口で説明すると、「期間を決めて働く工場の従業員」です。

ほとんどの企業では、期間工のことを「期間従業員」と呼んでいます。

期間工という言葉には雇用形態、つまりどう雇われているかについての意味付けはありませんが、一般的には就業先の企業に直接雇われている人を期間工と呼びます。

 

期間工は契約期間を更新しながら最長35ヶ月まで働くことになっている企業が多く、それを超えてその企業で働きたい場合は、正社員登用試験を受けるか一定のインターバルを置いてから再び期間工として応募するかのいずれかをしなければなりません。

一般的に、一度辞めた企業にまた雇用してもらうのは難しいというイメージがありますが、期間工の場合は経験者の再雇用にはむしろ積極的です。

一度契約を満了してから再び同じ企業に期間工として入った場合、初回契約に加えて経験者手当を上乗せされる企業が多いです。

 

契約期間が決まっていることで、期間工にも就業先の企業にもメリットがあります。

期間工には大きく分けて、独立や学業など自身の夢のためにガッツリ稼ぎたい人と大企業への正社員登用を狙って入社する人がいますが、前者は契約期間内に稼いで後腐れなく退職でき、後者は同じ職場で働く正社員の様子を見たり技術を身に着けたりしながら登用試験を受けるかどうかを決められます。

企業としても、会社に合わない、能力不足と感じた期間工に対しては契約更新をしないという形で穏便に辞めてもらうことができますし、業績があまり良くないときは採用数を絞ったり中止したりすることで人員をかんたんに調整できます。

期間工と派遣の違い

期間工と似た働き方をするのが派遣社員です。

共通点はどちらも契約を更新しながら働き、同じように業務に就くことです。

そのため、正社員・期間工・派遣社員が同じ職場に混じっていることは多々あります。

 

期間工と派遣の大きな違いは、誰に雇われているかです。

期間工は就業先の企業と有期雇用契約を結び、給与や社会保険料などは就業先の企業が負担しています。

つまり、期間工は就業先の社員なのです。

一方派遣は派遣元の企業、つまり派遣会社と雇用契約を結んでおり、派遣会社からの業務命令で就業しています。

派遣会社と就業先が労働者派遣契約を結び、就業先から報酬をもらっているので、派遣社員の給与や社会保険料などは派遣会社が払っています。

工場で働くなら直接雇用がおすすめ

期間工で働くなら、就業先の企業に直接雇用してもらうのがおすすめです。

特に正社員への登用を希望する場合はそうですが、それ以外にも直接雇用を選ぶメリットがあります。

正社員の道が開けやすい

期間工を雇う企業の多くは、正社員登用制度を設けています。

ただ、応募できるのは直接雇用されている期間工のみに限られていることがほとんどです。

というのは、派遣社員は派遣会社の社員なので、直接雇用への切り替えは就業先への引き抜きを意味します。

引き抜きが起こった場合派遣会社はその社員の分の報酬を失うので、あまりにも悪質なことを就業先が行った場合は会社同士の信頼関係に大きく影響します。

そのため就業先の企業が派遣社員を登用したくても信義則上声をかけづらく、結果として派遣社員の正社員登用の途は期間工に比べて非常に厳しいものとなります。

苦情処理が進みやすい

運悪く就業先の上司や同僚に恵まれず、ハラスメントに遭ってしまった場合、直接雇用のほうが訴えが通りやすいです。

期間工の立場では契約を更新してくれないという恐れがつきものですが、大企業の場合コンプライアンス窓口もありますし、内部告発をした従業員は立場的に守られます。

派遣社員の場合は派遣会社経由で苦情を言う必要があります。

ただ派遣会社にとって就業先は貴重なお客様でもあり、大口の取引先だと契約を失うことを恐れてしっかり伝えてもらえないことがあります。

休みなどの手続きがしやすい

期間工の場合は有給休暇を取りたい場合はただ就業先の上司に伝えるだけでいいのですが、派遣の場合は派遣会社にも連絡しなければなりません。

本当に体が辛いときに2箇所に連絡するのは億劫です。

紹介会社を使うときは案件の内容を確認

期間工に応募するには、企業の募集サイトと紹介会社の2つのルートがあります。

企業の募集サイトから応募する場合は確実に直接雇用となりますが、紹介会社を利用するときは、おすすめされた案件が派遣のものかどうかを確認する必要があります。

とくに正社員になりたい場合はその希望をコーディネーターにしっかり伝えましょう。

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